大和ハウス工業とは、1947年に奈良県で創業され、現在は大阪府に本社を置いている住宅創業メーカーです。
住宅作りだけではなく、リゾートホテルや物流施設の請負等も行っていることで知られています。
そんな大和ハウス工業の軌跡について見ていきましょう。
「すぐに建てられる住宅作り」から始まった
大和ハウス工業は、石橋信夫さんという方が1947年に創業した会社です。
石橋信夫さんは戦争経験者で、戦時中に捕虜としてロシアに連行され、シベリアの強制収容所で過酷な生活を行った経験があるようです。
そのことから、どんな時でも「すぐに建てられる住宅を作りたい」という思いから、ハウスメーカーを立ち上げています。
そのため、日本で初めてプレハブ住宅を作ったのが大和ハウス工業です。
これまでの住宅作りは長い時間がかかってしまいましたが、プレハブ住宅であればより短時間で作ることができたので、住宅業界の歴史を大きく覆した発展と言われています。
現在でも石橋信夫さんの意志は引き継がれていますが、ただ早くサービスを提供するだけではなく、明日の社会に必要となる住まいづくり・街づくりのため、新たなサービスを多く開発し続けています。
サステナビリティな生活の全てを支える
大和ハウス工業は、現在は家づくりだけではなく、家が立ち並ぶ街づくり、流通事業、自然エネルギーを使った発電事業、排水の浄化など、さまざまな事業を行っています。
その中で重視しているのは、「サステナビリティ」です。
現在、世界的に行われているSDGsの取り組みに力を入れており、持続可能な生活作りを積極的に行っています。
生活に絶対的に必要な「衣食住」の1つである「住」だけではなく、その他の生活に必要なイノベーションにまで力を入れていることから、今後はより住みやすく生活しやすい環境を作るために邁進していくことだと考えられます。
まとめ
大和ハウス工業の根底にあるのは、創業した際の思いである「誰もが心地よく住める環境作り」です。
今なお受け継がれるその精神によって、大和ハウス工業は常に新たなサービスを開発し続けています。
荒れ果てた故郷を見てもそれにめげずに夢を見て、常に前進し続けた石橋信夫さんのように、今後も現代に必要とされているサステナビリティな世界を作るため、大和ハウス工業は邁進していくことでしょう。
