サントリーホールディングス株式会社と言えば、洋酒・ビール・清涼飲料水などの製造販売を行っている企業です。
常に顧客が楽しめる商品を開発することを目指しており、新商品の登場に注目している方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、サントリーホールディングス株式会社の歩んできた軌跡について見ていきましょう。
日本の飲料の歴史は、小さな商店から始まった
サントリーホールディングス株式会社は、今や日本の飲料業界を代表する人気の高いブランドです。
しかし、その歴史の始まりは、大阪市にある小さな商店でした。
1899年、創業者である鳥井信治郎さんは葡萄酒の製造販売を行う「鳥井商店」を創業しました。
1913年には法人化されるほどの成長は見せていましたが、その時点では日本を代表する企業になるほどの大きさではなかったようです。
サントリーの歴史を作った2つの商品の登場
そんなサントリーホールディングス株式会社の運命を変えたのは、2つの商品でした。
その1つが、赤玉ポートワインです。
創業者の鳥井氏は、当時スペイン産のワインを販売していましたが、馴染みのない日本人にはなかなか合わず、思ったように売れ行きが伸びませんでした。
そうして、鳥井氏が日本人の口に合うように作った甘味果実酒が「赤玉ポートワイン」です。
これを販売し始めると、驚異的な売上を達成しました。
また、日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴氏が入社してからは、日本初となる本格ウイスキー「サントリーウイスキー白札」の販売が始まります。
これが、初めてサントリーという名前のついた商品となるのです。
創業者の「やってみなはれ」精神が企業の推進力に
このように、サントリーホールディングス株式会社はこれまでにない新しい商品を日本に多数開発してきました。
そのスタイルは、日本を代表する大手企業となった今でも、全く変わることはありません。
そんなサントリーホールディングス株式会社の根底にあるのは、創業者の「やってみなはれ精神」です。
失敗を恐れず新しいことに挑戦する意識を持っているからこそ、常に消費者を驚かせる商品を世の中に出すことができ、企業の推進力を高めているのです。
この精神をサントリーホールディングス株式会社が持ち続けている限り、変わらないスピードで新しい道を切り開いていくこと間違いないと言えるでしょう。