サカイ引越センターと言えば、個性的なCMが印象に残っているという方も多いのではないでしょうか?
そんなサカイ引越センターはどのような歴史を経て今の形になったのか、具体的に見ていきましょう。
創業当初は運送業だった
サカイ引越センターと言えば、引越業務を行っているというイメージが強い方も多いでしょう。
しかし、創業当初は運送業をメインに行っている企業でした。
その上、実はある企業の中の営業所でしかなかったのです。
サカイ引越センターの創業者である田島憲一郎さん夫妻は、父親である田島新一郎が経営している新海商運株式会社に勤めていました。
その中で、1971年に田島憲一朗さんが任されたのが、堺営業所でした。
その後、1979年に田島憲一朗さんは貨物自動車取り扱い業を目的とした株式会社アーイ引越センターを設立します。
ただ、その2年後に名称を変更し、堺引越センターにしたことから、現在のサカイ引越センターがスタートしました。
親しみやすいロゴは社会現象が元だった
サカイ引越センターと言えば、誰もがすぐに分かる親しみやすいパンダのロゴが特徴的です。
実はロゴにパンダが利用された理由は、創業時の社会現象にありました。
創業当初の1971年には、ジャイアントパンダが上野動物園に初めて来日しており、そのことに多くの方が注目していました。
大きな注目が集まっている時にロゴをパンダにしたことによって、より多くの方に親しみを覚えてもらったのだと考えられます。
印象的なCMで爆発的な人気になる
サカイ引越センターが「引越と言えばサカイ」というイメージを強くつけることができた理由の1つに、テレビCMがあります。
サカイ引越センターが初めてテレビCMを行ったのは、1989年のことです。
「勉強しまっせ引越のサカイ」「サカイ、安い、仕事キッチリ」など、分かりやすいキャッチコピーを武器にCMを行ったことによって、多くの人にインパクトを残しました。
また、一時は不祥事によって不安感を感じるユーザーもいたのですが、その中でも「いちから勉強やり直し」というキャッチコピーのCMを出し、大きな注目を集めました。
まとめ
いかがでしたか?
サカイ引越センターは今では引越のイメージを背負う人気の企業ですが、そこに至るまでには工夫を凝らしたさまざまなCMやロゴが影響していたと言えます。
そのような企業努力が認められ、現在の姿があるのだと考えられます。